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MiniBBSv9:のデータを抜き出しています。
2002年の短信
室井尚","hmuroi@ari.bekkoame.ne.jp","cs14n32.ppp.infoweb.ne.jp","5月26日(日)08時21分","
遅ればせながら再開します
このところ、『美術手帖』にここが紹介されたりして、アクセスが増えてきています。
どうなっているんだという声もよく聞きますのでとりあえず再開します。
余りにブランクが長いのでどうなるか心配。
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室井尚","hmuroi@ari.bekkoame.ne.jp","cs14n18.ppp.infoweb.ne.jp","5月26日(日)09時39分","
下だけでは物足りないのでちょっとだけ「短信」","
最後にここに書いたのが01年の8月だから、もう9ヶ月になる。この間のことは、やはり「インセクト・ワールド」絡みのことがほとんどである。予想外のことが次から次へと起こったこの出来事については、既にいろんなところに書いたり、講演会で話したりしたが、まだまだ自分の中では整理がつかない。しかも、水戸芸や金沢での展示など、プロジェクト自体がまだ終了すらしていない。とりあえずは、http://www.konchuu.comをお読み下さい。
それ以外の大きな出来事としては、ほとんど顔を出せなかった8月の千葉での国際美学会、やはり追い込まれた中で新人ばかりで上演された唐組秋公演「水中花」の感動、二月に28年ぶりに開かれた水戸一高の大同窓会、5月11日12日に横浜国大で開催した日本記号学会大会「暴力・戦争・メディア」であろうか。ここでは、しりあがり寿さん、宮崎学さんをお呼びした。
……まあ、終わってしまったことはもういいことにしよう。現在進行中のことから始めればいい。
劇団唐組は現在春の新作「糸女郎」を公演中。一方横国唐ゼミでは初の紅テント公演「ジョン・シルバー」を5月28,29と6月18,19の四日間公演を行なう。これが、滅法いい。ここまで育ってくれた学生が頼もしい。演劇絡みでは山崎哲さんの作・演出による柄本明+大久保鷹の二人芝居「また明日」が面白かった。ひたすら大久保鷹の破壊性が。
日本記号学会二十周年記念として『記号論の逆襲』(山口昌男・室井尚編、東海大学出版会)が公刊される。山口さんは去年脳梗塞で倒れて以来、足が不自由になってしまい動くのが辛そうだ。この本の内容のもうひとつの柱は「生命記号論」。西垣通さんが長時間語ってくれたインタヴューが目玉。お奨めです。
「インセクト・ワールド」のメイキング展と飛蝗の地上置き公開が、8月10-18日となりました。展示の方は展覧会の期間中ずっとです。水戸ということで、張りきっています。
今年も原環センターの「高レベル放射性廃棄物の地中保存」に関する委員会の委員と、NTT-Docomoの研究会は継続になります。どうも、コンピュータ業界、ネット業界は相変わらず面白くないけれど、去年の12月にNiftyからDocomo-AOLのCEOになった山川隆さんの動きに注目したい。
あとはいつものことだけど新入生が入ってきたことかな。去年は授業は手抜きだったけど、今年は教室に行くのが楽しい。そう言えば、帝塚山時代の元学生をはじめ、最近元学生の同窓会の誘いが多くそれもまた楽しい。大学ではまたもや改革をしなくてはならなくなり、うんざりしながら新学部の構想を練らされているところです。
今週はちょっと風邪気味だったけれど、体力的には今年は悪くないです。というわけで、ぼくは元気です。
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室井尚","hmuroi@ari.bekkoame.ne.jp","ntkngw041039.kngw.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp","11月3日(日)22時11分","
このところ
11月になってしまった。
五月と六月の唐ゼミ公演は大成功で、外からわざわざ来ていただいたお客さまにも喜んでもらえました。
唐十郎が居て、その周辺の人たちが居て、それとは全く関係のない人たちもいて、みんなそれぞれの立場から学生たちの「ジョン・シルバー」に感動してくれた。
1965年初演のこの伝説の舞台が、唐さんが持ち込んだその当時の赤テントで繰り広げられる。すごいことが起こっているのだと思うのは単なる自己満足ではないと確信しています。
その勢いを借りて11月13、14、16には、93年初演の「動物園が消える日」が上演されます。20人以上の役があるこの作品は、シルバーとは違う意味で難題だけれど、8月の末から学生たちは寝ないで稽古や装置づくりに励んでいますので楽しみ。
この作品は金沢サニーランドという実在した動物園をモチーフにしているため、9月末に金沢に取材に行ってきました。そのついでに、11月23、24日にバッタ設置が予定されている金沢市民芸術村で行われていた「新宿梁山泊」の「吸血姫」も見てきました。
「吸血姫」は唐さんの71年の作品ですが、梁山泊が2000年に再演、今回はテントでの公演で、8月の花園神社から始まり各地をツアーしました。主演の近藤結宥花、唐組から客演の稲荷卓央、鳥山昌克が素晴らしく、また前回から引き続いて出演の大久保鷹も張り切っていて、見る度に幸福な気持ちに浸れる素晴らしい舞台になっていた。
水戸芸のバッタ地上置きは、大きな反響を引き起こし大成功でしたが、今度は椿昇のリードで金沢に巡業しています。だいぶ、布が疲れて来たのが心配ですが、来年はカナダからの招待も入っています。この関連でのトークや講演会も相変わらず多く、ようやく過去のこととして振り返る余裕ができてきました。
今回、ここの書き込みが少なくなったもう一つの理由は、またまた大学改革、学部改革の波に引き込まれていることです。
会議、会議、会議、仕事という感じで、かなり余裕なく毎日を過ごしています。